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アトピーで無職の男

アトピーで無職の男の生活

俺の居場所、役割

俺はいま、家事をしている。

それが俺の家での居場所だ。

 

俺は、就職活動気にアトピーが悪化し、内定を得られないまま学校を卒業した。

卒業後もアトピーは相も変わらず俺の時間を奪いつづけた。

辛かった。

おまけに社会での居場所を失った。

アトピーの悪魔のような仕打ちに体を焼かれながら、ただ悶える日々が続いた。

 そうして長い時間が過ぎた。

でもある日、ふと思ったんだ

「何か、出来る事から始めなければ……」

そうして俺は家事を始めた。

 

人には皆それぞれ、居場所が必要だ。

役割と言ってもいい。学生、主婦、勤め人、経営者、職人、なんでもいい。

病人やケガ人でも、弱った体を回復させるという役割がある。

 

 俺は社会では何の居場所も役割もないが、家の中で何とか見つけ出した。

 

まぁただ家にいて、家事をやっているだけだ。

母とは共依存という関係なんだと思う。

母は看護師として忙しく働き、俺は家のこと。

次は社会での居場所を確保しなければ、と思っている。

これは廃炉作業より困難かもしれない。